カープで一番活躍した外国人はウルソーですか?

塾講師 兼 助っ人外国人のうルソーがカープとアニメと教育についてグチグチ言います。

今年の広島カープについて⑤「他球団考察編:ヤクルト」

前回から行っているセ・リーグの他球団の傾向と対策。

今回は私が3位に予想したヤクルトについて見ていきたいと思います。


とりあえず前回のおさらいとして順位予想を振り返っておきましょう


1 巨人(④にて考察 総合力No.1)
2 広島
3 ヤクルト
4 DeNA
5 阪神
6 中日




「3位予想と対策:若手とベテランと外国人の融合を岡田が断つ!」


一昨年の最下位から一躍2位に躍り出た昨シーズン。ヤクルトを支えたのはベテランの力でした。
青木、雄平、坂口、バレンティン規定打席に達した6選手のうち4人が30歳以上です。
ただヤクルトは若手もしっかり育っていて廣岡選手や村上選手といったクリンナップ候補も今シーズンは一軍でのさらなる飛躍が期待されています。
そしてヤクルトと云えば優良外国人の宝庫、ペタジーニ、ラミレス、バレンティンなど優秀な外国人を獲得してきた歴史があります。最近もブキャナン、カラシティーと十分戦力になりうる投手を獲得しています。(カラシティーはもう一年やらせてみて欲しかったですね)

今年も課題となる投手陣の補強にしっかり外国人を二人連れてきています。
変化球でも空振りが取れるスアレス投手と直球が武器のマクガフ投手です。
ブキャナン投手のように一軍でしっかり役割を果たせると打つ方はしっかりしているチームだけに手ごわくなりそうです。

さらにルーキーの清水投手や移籍組の高梨投手などの新戦力も十分一軍で投げるだけの力を持っています。去年よりも確実に層が厚くなったヤクルト。今年もAクラスは硬いのではないでしょうか。



さて、そんなヤクルトを相手にした時の我らがカープの戦いかたはどのようになるでしょうか

まずはヤクルト打撃陣の対策から見ていきましょう。
ヤクルトの上位打線は広島投手陣を苦手とする選手はほとんどいません。
坂口選手の対広島出塁率は.400 山田、バレンティン、雄平の三選手は対広島OPSが全員.890を超えています。
この四選手を満遍なく抑えている投手はほとんどいないのですが、岡田投手が比較的よい成績を残しています。対ヤクルト全体ではあまり良くないのですが山田選手には12打数3安打 バレンティン選手にも12打数3安打。本塁打を1本ずつ打たれてはいますが山田選手4三振 バレンティン選手5三振といずれもカープの中ではもっとも多くの三振を奪っています。
そしてもうひとりこの二人を抑えているのが我らが左のエース・ジョンソンです。
山田選手、バレンティン選手に昨シーズンは二人合わせて1本もホームランを打たれいませんし、そもそも二人合わせて4本しかヒットを打たれていません。
ローテーションはこの二人が同一カードになるようにして3連戦でしっかり2勝が取れるといいですね。


そして投手陣への対策ですがこちらはなんといってもブキャナン投手でしょう。
昨年ブキャナンを滅多打ちにしてくれた丸選手がいなくなったことでもしかしたら広島にとって難敵になるかもしれません。4番鈴木誠也が対戦成績.429とよく打っているだけに3番、5番の出来が勝負を左右しそうです。それ以外でローテーションに入りそうな選手といえば小川投手、原投手、石川投手あたりだと思いますが、この三投手全てから5割打っている打者がいます。選手会長會澤選手です。
これらの投手が先発の時はぜひ會澤選手を5番や6番で使うオーダーを試して欲しいですね。(まぁ會澤選手がよく打つ投手は大抵會澤選手によくぶつける投手なので困りものですが)


層が厚くなったとはいえ、ヤクルトのひとつの弱みとして25~28くらいの中堅でバリバリに働ける選手があまり多くないということ。やはりすこしベテラン頼みのところが多いので要所要所をしっかり分断していければ強力打線との打ち合いの展開になっても怖くないはずです。
昨年のようにたくさん勝って貯金を増やしていきたいものですね。

今回はこんな感じです
それではまた。