カープで一番活躍した外国人はウルソーですか?

塾講師 兼 助っ人外国人のうルソーがカープとアニメと教育についてグチグチ言います。

アニメハチナイ感想#3

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第3話「気持ちよく汗をかこう」

 GW真っ只中の4月29日皆様いかがお過ごしでしょうか。私はGW初日に体調を崩しこの二日間寝て過ごしました。ようやく今日は回復しこうやっていろいろ作業できるようになったわけです。

ハチナイの方は既に第4話が放映されてしまいましたね。

こちらは第3話の感想ですがゆっくりやっていこうと思います。

 

 

キャラ爆増大歓迎

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 今回はAパートでキャラが一気に増えました。自称新聞部の中野、図書委員の初瀬、応援団長の岩城先輩にギャンブラーの阿佐田先輩。しかも岩城先輩と阿佐田先輩はその場であっさり入部。

2話まで野崎、宇喜多、すずわかと丁寧に内面を描いてきたので随分あっさりしてるなと感じた人もいるでしょうが、私はこれくらいサクサク部員集めが進んだ方がいいかなと思いました。内面の深掘りやキャラ付けはこれから試合の中などで行われていくでしょう。特に阿佐田先輩はもうひとりの先輩が本格的に絡んできてからが本番ですからね。

中野は今回は説明ゼリフ担当といった感じでアプリ版のような面白半分でわけのわからない記事を書いて野球同好会を困惑させることはなさそうです。

 

バッティングセンターでの新キャラ三人の対比も面白かったですね。

岩城先輩は大型扇風機、阿佐田先輩は天才肌、そして意外なことにもっともフォームが良かったのは中野でした。宇喜多は完全初心者の目線、野崎はガチ勢が苦手で自分に自信がないという役回りなので、素人でよくわかっていないのに教わったらできてしまうというキャラは 対比として良かったのではないでしょうか。

 

そして対比という意味でもっとも重要なキャラがここから出てきます。

 

ガチ勢がやってきた

バッティングセンターで和気あいあいと楽しんでいる一行の前に現れた黒髪の美少女。

彼女の名は東雲龍。18禁成人向け漫画家と同じ名前を持つ女子高生という役です。

 

彼女の打撃に触発されるように有原もバッティングケージへ。二人が意地を張り合うかのように打ちまくるシーンは良かったですね。

その姿に興味津々なメンバーたち。一方東雲の方はというと至ってドライに彼女たちを「野球ごっこ」と切り捨てます。

 

アプリ版からの視聴者は「いよいよきたな」と身を乗り出したことでしょう。

彼女はいわゆるガチ勢です。野球は勝って自分の力を認めさせることが第一であり仲間と一緒にとか、楽しくとか、青春の汗をみたいなフレーズを好まないタイプです。アプリ版ではそのストイックさゆえに野崎の天敵とされていますが、実力ある選手には一定の敬意を払う純粋なプレイヤーでもあります。

 

だからこそ、全国大会優勝の経歴を持ち、自らに勝利したこともある有原が初心者を集めて野球同好会を作ろうとしているのが我慢ならないのでしょう。上を目指せるはずの人間がそうしないことが彼女にとっては理解できないことなのです。

 

部活物におけるガチVSエンジョイ構造

  この「楽しい部活」と「勝つためのストイックさ」という構図は様々な部活動系漫画などで度々取り上げられるテーマです。

みなさんはどちらに感情移入するでしょうか?

私は断然東雲派というかガチ勢側に立ってこの問題を考えてしまいます。中、高、大学と体育会(体育会系ではなく正真正銘学校の体育会に所属しているという意味での)に所属して「学校の看板」を背負って大会に出ていた身としては、最後に行き着くのは「勝つから楽しい」という発想です。「勝つためにやらないと意味がない」と言ってしまってもいいと思っています。

 

しかし、私が高校2年のとき私の部活(野球部ではない)には新入生は未経験者しか入ってきませんでした。私も含めた上級生たちはどうやったら彼らを辞めさせずにしかもガチ勢へと変貌させることができるかを話し合いました。

 

そして出た結論がエンジョイ勢を認めるという発想でした。

 

最初のうちはとにかく無理なく楽しんで上達できる練習を考えて一年生がこの競技にのめり込んでくれるようになるのを待ちました。試合には勝てなくても自分が上達していることが実感できればOKという態度で接しました。

 

すると次第に練習中の模擬戦や他校との練習試合であきらかに負けた後、不機嫌になる選手が出始めました。最初は一人でしたが徐々に試合で勝てないことへの悔しさや不満、そして自分の足りない点を上級生に話す選手が増えていました。

 

こうして立派なガチ勢となった彼らは私が引退して最上級生(彼らが2年の秋)になったあと、初心者から始めて1年半というメンバーだけで団体戦の1回戦を突破してみせました。

 

なんの話をしたかったのかというと、実はハチナイのアプリ版でもこれと同じ現象が起こっています。野球を嫌いにならないで欲しいという有原の考えのもとエンジョイ勢大歓迎で始まった野球部はいくつかの重要な敗戦を経て、次第に東雲の考えも受け入れられるようになり二年生を目前に控えた春の大会ではレギュラーになれなかった選手が涙を流すほどの集団に生まれ変わります。

 

アニメ版ではおそらく語られない、その辺の話はかなり感動するのでアプリもぜひやってほしいという宣伝と、今現在部活等で東雲状態になってしまっている人は一旦歩み寄るのも手だよというアドバイスをしたかったという話でした。(アプリ版東雲は歩み寄りなんかほとんどしないけどね)

 

おわりに

アニメ版に話を戻すと、ようやく「なぜ野球部のない学校で有原が野球部を作ろうとしているのか」というところに切り込んでいく展開で3話は終了しました。東雲との確執も同解消されるのか気になるところです。

というわけで気になるので録画してある第4話見てきます。

 

それでは。

 

 

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