カープで一番活躍した外国人はウルソーですか?

塾講師 兼 助っ人外国人のうルソーがカープとアニメと教育についてグチグチ言います。

5月6日~8日のカープ

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対中日3連戦

12連戦最後のカードは中日とのナゴヤドームでの3連戦

前回苦戦したロメロもローテーションに入っており、ナゴヤドームということもあって苦しいカードになることは予想がついていましたが終わってみれば2勝1敗で勝ち越し。

12連戦自体も6勝5敗1分で勝ち越し

チーム成績としても再び勝率を5割に戻して終えることができました。

 

投手陣の頑張りが光る試合が多かった3連戦を振り返ってみましょう。

 

 

 

チームを救った中村恭・菊池保・レグナルト

1戦目は始まる前から大ピンチが始まっていました。

マツダでの対巨人3連戦は死闘に次ぐ死闘。そのしわ寄せは確実に中継ぎへのダメージとして蓄積していました。中崎投手、フランスア投手は4連投、一岡投手は3連投。

この試合はなんとしても先発アドゥワ投手に長い回を投げきってもらわなくてはならない試合でした。

 

試合は中日リードのまま6回まで終わり7回の攻撃時にアドゥワ投手に代打が出されます。そして7回からは中村恭投手が回またぎで8回も登板。

9回表に松山選手の起死回生のタイムリーで同点に追いついてからは菊池保投手、レグナルト投手のリレーで延長戦を戦い抜き勝利を勝ち取りました。

敵地での不利な状況下の接戦を勝ちパターン投手一人も出さずに取れたことは素晴らしい収穫でした。とくにここ最近の中村恭平、菊池保則、レグナルトの3投手は安定感もあり激務の中継ぎ陣の救世主的な存在となっています。

 

この日は奇しくも、楽天の先発が福井投手で勝利投手となっており、カープの菊池投手とダブルでの朗報になりました。トレードされた選手がお互いにチームから必要とされている状況はとても嬉しいですね。

 

 

実りある敗戦

2戦目は野村投手が先発でしたが、早い回にエラーも出てしまいそこからズルズルと相手のペースで試合が進んでしまいました。中日の大野投手が全盛期を彷彿とさせる快投を見せたこともあり点数以上にワンサイドゲームになってしまった印象です。

 

そんななか二人のエース候補生が中継ぎとして登板。存在感を発揮しました。

まずは山口投手、2017年のドラフト2巡目、まさに未来のエース候補として期待が集まっている投手ですがこれが一軍初登板。試合としては楽な場面での登板でしたが2イニングをしっかり0に抑えて首脳陣にもファンにもいいアピールができたのではないでしょうか。2軍では昨年も先発として投げていますので今後ロングリリーフや敗戦処理からはじまってアドゥワ投手のようにローテーション入りを目指してくれたらいいと思います。

 

もうひとりは藤井皓哉投手。

山口投手の後をうけて3番手でマウンドに上がりました。

結果としては1失点してしまいましたが、過去2試合で投げていた姿に比べるとすこし落ち着いたかなと思いました。

彼の魅力はなんといってもその奪三振能力の高さにあります。

大量失点している以前の登板も含めて6イニングで8奪三振防御率10点以上の投手とは思えない奪三振率12.00wマークしています。

課題はイニング数よりも多い四死球の数。これが少しでも改善されれば中継ぎの一角として十分に通用するようになると思いますが、まぁ今の時点では苦しいですね。

あれだけ四球があると緊迫した場面では使いようがないですし。

 

負けはしましたが若い投手に経験を積ませた上で、勝ちパターンを出さなかったのも大きいですね。

 実りある敗戦だったと言っていいと思います。

 

真のエースへの階段

3戦目は大瀬良投手が先発。相手は前回押さえ込まれたロメロ投手。

しかし初回、いきなり2本の本塁打が飛び出し先制に成功します。

2回に2点を返され1点差になってからは試合が膠着状態になります。

お互いにランナーはだしてもチグハグな攻撃で得点に結びつけることができません。

 

特にカープは3回の菊池選手の盗塁死した場面、4回の四球とエラーでの出塁を生かせなかった場面が痛かったですね。

 

ナゴヤドームでこういう展開になるといつもなら苦しいんですが、この日は大瀬良投手が踏ん張りました。とくに5・6・7回を3イニング連続で三者凡退に抑えたあたりで「ああこれは今日も完投してくれそうだな」という予感までありました。

 

結果として前回の中日戦につづいての完投勝利。

早くも完投数が2になり昨年に並びました。今年少しフォームをいじったことが更なる安定感につながっているらしいのですが、それにしても抜群の安定感だった昨年をはるかに上回る防御率1.70は素晴らしいの一言です。

今年は打つ方でもすでに2つの犠打を決めているほか2つ四球を選んでいたり二塁打まで放つなど勝利に貢献しています。

この調子ならば代打を送られて早い回に降りることもなくなって昨年の182イニングを大幅に更新する可能性も出てきますね。

まさに真のエースにふさわしい成長を遂げている最中なのではないでしょうか。

 

長谷川、外木場、安仁屋、北別府、佐々岡につぐ広島3文字伝説の継承者としてこれからも大きく羽ばたいて欲しいです。

 

おわりに

この3連戦の最中こんなニュースが入りました。

headlines.yahoo.co.jp

とてもおめでたいことですね。

會澤選手も出場機会を求めて外野守備をやったりもしていましたしここまで決して順風満帆に来たわけではないですからね。

その成果としてのFA権獲得は素直に素晴らしいことと認めるべきです。

 

その上で決断は會澤選手にしか下せないわけで我々外野は残ってもらえるように精一杯応援するのみです。

 

 

それでは。

 

 

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