カープで一番活躍した外国人はウルソーですか?

塾講師 兼 助っ人外国人のうルソーがカープとアニメと教育についてグチグチ言います。

6月18日~23日のカープ

対ロッテ&対オリックス6連戦

 泥沼、どん底、ポジション剥奪、2軍落ち…

それでも次の日になれば試合はやってくる。

そんな閉塞感を打ち破るべく2軍から送り込まれた新たな風。

交流戦最後の2カードを振り返っていきましょう。

 

 

 

奪われた者たち

 18日のロッテ戦、延長11回。マウンドに登った元守護神中崎投手が打ち込まれました。シーズンが始まってからほとんどいいところがなく安定感にかけるピッチングをしていた中崎投手。首脳陣も少しでも楽なところで投げさせて復調を待とうとしていたのですがそれも実らず。とにかく見ていても球速、球威ともに2~3年前とは比べ物にならないですよね。一時的な不調なのか、肩・肘の消耗によるものでここからは下り坂なのか、素人にはわかりませんがすくなくとも今の中崎投手のストレートは一軍クラスには通用していないことは明白です。

首脳陣もここへ来て中崎投手の二軍降格を決めました。

 

野手の方では田中広輔選手が20日のロッテ戦でついにスタメン落ち。635試合連続フルイニング出場という記録が途絶えることになりました。私自身は連続出場記録になんの魅力も感じなかったのでこれで良かったと思います。

田中選手もシーズン開幕から調子が上がらず、達川さんあたりは怪我の影響をほのめかしているほどでした。実際のところはわかりませんがこれ以上は使いながら調子を上げていくというのが無理だと判断されたのでしょう。

 

印象としてはやはり3連覇の立役者だけにすんなりとポジション剥奪ということはできなかったのかなと感じます。本来なら交流戦に入る前にこの決断がなされていればなと意味のない仮定の話を考えていまします。

 

一方で若手にも試練が訪れました。

21日のオリックス戦で先発した山口投手は4回を終えた時点でリードしていたにも関わらず交代を命じられそのまま二軍降格が決まりました。たしかに四死球で相手を出塁させまくってどんどんピンチを広げてしまったのは印象が悪かったですね。もともと数試合(下手したら一試合)のお試し昇格だったのが初先発で結果を出したことでチャンスをもらっていた身でしたからまぁしょうがないのかなと思います。

まだまだ若い選手なのでこれからの成長に期待したいです。

 

そしてなによりも・・・

いよいよこの時が来たかという感じでしたが18日のロッテ戦での敗北をもって首位から陥落。阪神の大ブレーキもあり未だ2位につけてはいるものの首位巨人にはいつ離されてもおかしくない状況になってしまいました。

 

3連覇の立役者がポジションを奪われ、チームは首位を奪われ、まさにどん底カープ。それでもこのまま奪われっぱなしで黙っているわけにはいきません。

なんとかそれぞれの「定位置」を奪い返してもらいたいものです。

 

 

二軍からの使者

 ここまで一軍を支えていた選手が2軍落ちする一方で活躍の機会を虎視眈々と狙っていた者たちもいました。

松山選手、アドゥワ選手など昨年実績を残しながら今年苦戦を強いられている選手。そして高橋大選手や小園選手といった一軍ではまだ数字を残せていない選手です。

 

松山選手は19日のロッテ戦で昇格後の代打の打席でいきなりタイムリーを放つなど勝負強さが健在なところを見せました。

 

アドゥワ投手は22日のオリックス戦で16日ぶりの先発でしたが6回3失点と及第点。自責点は0だっただけに今後もチャンスがもらえそうですね。

 

高橋大樹選手は今季2度目の昇格。19日のロッテ戦ではプロ7年目にして初打点が生まれました。印象的だったのは同期の鈴木誠也選手がベンチで大喜びしていたこと。入団当時は将来の3番、4番候補と言われていただけにこの6年は悔しい思いもたくさんしたことと思います。これを機に大きく羽ばたいて3番西川、4番誠也の後を打つ5番へと成長してもらいたいです。平成6年組はまだまだこれからもっともっと成長するはずです。

 

そしてなんといっても小園選手。

 

不振の田中選手に代わっていきなり20日のロッテ戦でスタメンデビューするといきなり第一打席で初安打、そのまま初得点も記録しました。

22日にはマルチヒットも記録するも課題は守備。

21日、22日のオリックス戦はともに小園選手のエラーからの失点がかなり痛い形で敗戦につながってしまいました。

それでも緒方監督は「いいところも出ている」とフォローしています。

 

それはそうですよね。

高卒ルーキーが打てない、守れないなんて少しもおかしな話じゃないわけで、それを承知で使うことをきめたのならもうゴチャゴチャ言わないで見守るしかないと思います。

 

単純に守備の能力だけなら曽根選手の方が今は落ち着いて見ていられると思いますが、監督は今年小園選手に経験を積ませながら戦うことをえらんだのでしょう。

 

もし彼がここを乗り越えて精神的に安定した守備を見せることができるようになれば、カープはもう一回り大きく強くなれると思います。

それまでに払う代償は大きいかもしれませんが、東出コーチの時も、新井さんのときも、栗原さんのときもそうやって起用したんだからそれでいいと思っています。

 

 

前途多難

 あと1試合を残して交流戦最下位が確定。

しかもジョンソン投手、大瀬良投手以外の先発は不安定&未確定。リリーフも中崎抹消によって再編を余儀なくされました。

23日のオリックス戦の延長戦ように2アウトとったにもかかわらずそこから打たれたら止められなくなるのも困った現象です。

 

打つ方も野間選手、松山選手そしてバティスタ選手…

この辺の打者にヒットが出ていないのも気になります。

 

リーグが再開するまでの数日間。いいリフレッシュができればいいのですが…

 

おわりに 

 来週は沖縄に行ってくるのでブログ更新はお休みです

それでは。

 

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