カープで一番活躍した外国人はウルソーですか?

塾講師 兼 助っ人外国人のうルソーがカープとアニメと教育についてグチグチ言います。

今年の広島カープについて①

今日は今年の広島カープについて語ってみようと思います。
広島カープっぽいタイトルなのにブログが始まってから一切野球の記事を書かねぇな、と思っていた方も多いと思います。

改めて自己紹介すると私はハンドルネーム「うルソー」と申します。

90年代に広島カープのファンになり、強かった時も弱かった時もカープを応援し続けてきました。
もちろんブログタイトルになっているウルソー投手などもリアルタイムで応援していた世代です。
そんな私が今シーズンのカープを語ってみようかなと思います。

《今年のカープのここに注目①:マイナスからの再出発》


 昨年オフ カープエルドレッド選手、ジャクソン選手と契約を結ばないことを決定しました。更には新井選手の引退、丸選手のFAと2016年の緒方監督初優勝の時の主力クラスが4人一気にチームを離れることになったわけです。

 「ゼロから」どころか戦力的には「マイナス」からの再出発となった2019年のカープですが、明るい話題もいくつもあります。FAの人的補償で巨人から長野久義選手が加入、ドラフトでは競合の末小園海斗選手を獲得しました。新外国人投手のレグナルト・ローレンス両投手にも期待がかかります。

 それでも先発も中継ぎも不安定、野手もレギュラー候補は多いものの一長一短の選手が多く絶大な信頼を寄せられるような柱の選手不在なのも事実です。大きく空いた穴は個々の選手の成長によって埋めるしかないのが現状です。

 この状況、私は2008年と重なるものがあると感じています。07年に新井、黒田両選手がFA。佐々岡投手が引退。投手陣に柱がいない中外国人助っ人としてやってきたのがコルビー・ルイス投手とマイク・シュルツ投手。そして人的補償で赤松選手を獲得。ドラフトでは篠田投手、小窪選手、松山選手、安部選手、丸選手を獲得しました。前年の5位という結果を受けて解説者の予想は軒並み最下位という中でスタートしたペナントレース。予想通りの大苦戦を強いられます。中でも誤算だったのが梵選手の大不振。4月末に二軍落ち、昇格するも夏になっても調子は戻らず再度二軍落ちという状況でした。この時、チームの危機救ったのはルーキーの小窪選手でした。98試合に出場し、時には遊撃手時には三塁とカープの足りないところを埋める活躍を見せてくれました。投手の方はルイス、シュルツ両助っ人は予想以上にいい働きを見せ、18番を受け継いだ前田健太が二年目ながら9勝をあげる活躍を見せました。天谷選手がレギュラーに定着したのもこの年です。

 最終的にカープは苦手の交流戦を初めて勝ち越し、9月まで中日、ヤクルトと熾烈な3位争いを繰り広げました。(齊藤悠葵投手の「単独3位キタ――(゚∀゚)――!!」も有名ですね)結果としては4位で順位がひとつ上がったに過ぎなかったかもしれませんが、カープが新しいチームになったように感じた1年だったと記憶に残っています。

 今年も苦戦は必至です。それでもオープン戦、練習試合で躍動する小園選手やいい顔で練習している長野選手を見ていると「なんかやってくれるんじゃないか」と根拠もなく期待してしまう自分がいます。マツダスタジアム10周年の今年4連覇という偉業に挑むカープをトコトン応援していきたいと思っています。