今年の広島カープについて②
今回も2019年の新生カープについて語っていこうと思います。
今回のテーマは「二人の新外国人投手」についてです。
2000年以降のカープにおいて外国人の戦力というものは非常に重要視されています。
FAやトレードで他球団の即戦力を獲得するということには消極的な分、足りない戦力を外国人で補う必要があったからなのですが、それゆえに様々な名物外国人助っ人が誕生しました。
中にはウルソー、カンバーランド、ボール、ハーストなどどうしようもない連中もいましたがそれもいい思い出です。
というか私はむしろこちらのカテゴリーが大好物です。
今後ランドクイストとかドーマンとかチュークあたりを語る機会があればいいのですが・・・
そんなカープの浮沈を占う重要なピースとして今年も二人の新外国人がやってきました。
ケーシー・ローレンスとカイル・レグナルトです。
それぞれ順に特徴を見ていきましょう
ケーシー・ローレンス
1987年生まれ 31歳
188cm 77kg
右投右打 投手
MLB2球団で通算38試合 3勝3敗 防御率6.64
球速はそこまで速くないためメジャーでの活躍は難しかったようですが、マイナーでは1000イニングくらい投げて与四球が200ちょっと。BB/9(1試合27アウト取る間にどれくらい四球があるか)の値が1.6程度らしいのでコントロールには自信があるタイプのようです。
ちなみに大谷との対戦は3打数無安打と完璧?に抑えています。
すこし下がった位置からスリークォーター気味に手が出てくるところといい、スライダー・チェンジアップ、ツーシームのコンビネーションといい、いかにも技巧派というスタイルです。
自身のことを「小枝(ツィック)」と呼んで欲しいとのこと。
これは彼の父親のあだ名が「木(ツリー)」だかららしいのですが正直どういうセンスなのかわかりません。一応「木」の方はオヤジが野球で「遠くの木が生えてるところ」までかっ飛ばしたという由来があるらしいのですが、それこそ知ったことじゃないという感じです。
ラーメンチェーン店「一蘭」のラーメンがお気に入りでハイチュウも大好物とのことです。
日本食がイケる選手は食の問題でストレスを抱えない分、期待が持てますね。
ミニバリントンと呼べるくらいの活躍をしてくれればとても助かりますね。
お次はカイル・レグナルトです。
1988年生まれ 30歳
188cm 103kg
左投左打 投手
メジャー経験はなくマイナーで中継ぎ、抑えを主にやっていた投手のようです。
マックス152キロくらいの直球があるらしいので、左としてはまぁまぁな球速はありますがコントロールは「それなりに」という感じらしいです。
本人が決め球と語るのは速くて鋭く落ちるパワーカーブ。本人曰く「ハンマーカーブ」という名前がついているらしいのですが、2019年発売予定のプロスピではかつてのバルカンチェンジのように名称が採用されるといいですね。
SNSの扱いになれており、結婚式の写真からカープ坊やのイラストまで様々な写真をインスタにアップしています。春季キャンプのチーム内でプチ流行したけん玉にも挑戦しかなりの上達を見せるなど器用さもあるようです。
ちなみに一番のセールスポイントは性格。ローレンスの乗る飛行機が3時間以上遅れたにも関わらず文句も言わずに待ち続けたという逸話も。座右の銘は「何事にも感謝の気持ちと尊敬の念を」とのこと。大瀬良か!?
そんな彼のあだ名は「葉っぱ(リーフ)」
名付け親は前述の「小枝師匠」です。「俺が小枝だからお前は葉っぱな」というその場のノリでも言わないようなセンスで命名。レグナルトが気に入ってるならイイんじゃないっすか?
西武とのオープン戦では山川ら中軸と対戦し、しっかり1イニングを抑えて中継ぎ争いに食い込んでいる模様。期待したいです。
どちらも期待したくなる投手ではあるのですが、問題は外国人枠
カープは既にジョンソン、フランスアがほぼ確定。昨年後半株を上げたヘルウェグも健在ですし、メヒアとバティスタはどちらかを2軍に置いておくのがもったいないくらいのバッティングをしています。7人の中から4人しか選ばれない狭き門。一時的に2軍に落とされても腐らずに頑張って欲しいものです。