カープで一番活躍した外国人はウルソーですか?

塾講師 兼 助っ人外国人のうルソーがカープとアニメと教育についてグチグチ言います。

塾講師のぼやき①「塾講師のお仕事とは」

はじめに

私は関東のとある街で塾講師と働いています。

私の勤めている塾は小~高校までのあらゆる学力層のお子さんがいらっしゃいます。

子供は本当に、本当に千差万別で同じ説明がクリティカルヒットする子もいれば、まったく響かない子もいて毎日毎日悪戦苦闘の日々を送っています。

 

そんな中、私が塾講師の視点で感じたことを毎回少しずつ書いていこうと思います。

今回は塾講師ってどんな仕事なのかということです。

 

 

 

 

成績を伸ばす

毎年多くの子供が入塾しては辞めていくうちの教室において。アルバイト、正社員問わず必ず求められることは二つあります。

一つは言わずもがなではありますが「成績を伸ばすこと」です。

お金をいただくということはその金額に見合った成果が求められます。

それは自分が質の高い授業をすればいいという話ではありません。

 

大学生アルバイトたちにも数字や業績を意識して働いてもらわなくてはいけません。

飲食店やサービス業などで一日の売上や四半期の業績などをアルバイトに共有しているところは少ないと思いますが、塾講師はそうはいきません。顧客である保護者が何点のテスト答案を求めていて、それに対しどうアプローチした結果、何点取らせることができたのかを全員が共有できていないといけません。その結果クチコミで友人を連れてきてくれたとか、逆に退会してしまったとかの情報も必要になります。

もちろん、その結果責任を負うのは経営者です。アルバイトは情報を共有する必要があるというだけです。アルバイトの足りないところを補強するためにアドバイスしたり、相性のいい生徒に担当を変えたり、実際に模擬授業をやってみせたりするのも全て経営者の責任であり、義務です。

 

自分の授業準備をして、アルバイトの授業準備も手伝い、できる限りの授業をする。

そこまでやっても結果が出せずに保護者さんを落胆させてしまうのが塾です。

それくらい人の能力を思い通りに伸ばすのって難しいんです。

 

 

情報を売る

成績が伸ばせない塾でもすぐに潰れることはあまりありません。

保護者さんが成績の次に塾に求めているものがあるからです。

 

もう一つの大事な仕事が情報を提供することです。

受験したい学校の過去問の分析と最新の傾向分析。各学校の授業形態の違い、課外活動の特色から卒業後の進路までの細かい情報。模試の情報と模試受験後の得点分析。

やろうと思えば各家庭でできるけれども面倒くさい受験に関するあれこれを保護者さんに提供するのが塾講師の大きな仕事です。

大手の塾がなんで大手たりえるかといえばたくさんのフランチャイズを持っているおかげでデータの量、質ともに個人塾よりも信頼できるからです。

 

実は私立の有名校は塾講師を対象にした説明会をかなりの頻度で行っており、我々はそういったところで先生方から生の声を聞いて、情報の精度を高めています。

学校によっては塾へ直接出向いて「これくらいの学力でこんな授業に興味のある子はいませんか」と営業のようなことをしに来る学校もあります。そのときはチャンスとばかりに根掘り葉掘り逆取材が始まるわけです。

そうした情報は保護者さんからその学校について聞かれた時に具体例として話ができるのでより納得してもらえることになります。

 

掃除

残った時間

私はずっと塾の掃除をしています。

机が汚い、トイレが汚い、壁が汚いは本当に塾として致命傷です。

思春期の女の子が通ってくるということを第一に考えないとあっという間に悪い噂が広まっていきます。

 

生徒からは「うルソー先生は綺麗好きですね」とか言われますが、我が家はむしろゴミ屋敷も同然です。性格だから綺麗にするのではなく仕事だから綺麗にしているのです。

 

そういうもんです。

 

おわりに

今回は自己紹介というような内容でした。

次に書くときはもう少し突っ込んだ話も書いていけたらなと思います

 

それでは

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