9連戦を終えて
9連線は4勝5敗
DeNA戦⇒阪神戦⇒巨人戦と上位陣との戦いが続いた真夏の9連戦が終了。
先発、中継ぎ満遍なく疲弊しているカープはそれでもギリギリのところで踏ん張って優勝争いに踏みとどまっていましたが最後の最後で力尽きてしまったという感じです。
個人タイトル争いも気になり始めた八月中盤のペナントレースを振り返っていきましょう。
野村祐輔、逆襲に向けて万全の調整で挑むも・・・。
対DeNA3連戦。1戦目はアドゥワ投手が久々にいいピッチングを見せてくれました。
早い回に味方のエラーも絡んで失点したもののそこから立て直し7回3失点。好調な打撃陣の援護もあり3勝目を手にしました。
2戦目はジョンソン投手でしたが、いつものイライラする悪い癖が出ましたね。それ以上に濱口投手を打ち崩せなかっただけですが・・・
そうして1勝1敗で迎えた3戦目。野村投手が先発マウンドに登りました。
2回にヒットを許してからエラーなどでの出塁を除けば8回まで無安打。抜群の安定感で6勝目をあげました。
2軍から野村投手が戻ってきてからこの8月7日の試合まで13試合。野村投手はこの間に3回登板して3連勝。チームは10勝3敗と一気に上位との差を詰めることに成功しました。後半戦はジョンソンと並んでローテーションのキーマンでした。
そんな状態で迎えた9連戦最終戦の巨人戦
万全の調整で挑むも結果としては完敗。
野村投手一人の責任とは思いませんが彼にとっても不本意な内容だったに違いありません。とはいえまだまだシーズンは1ヶ月残っています。
巨人の戦い方次第では優勝のチャンスが残っていないわけではありません。
野村投手、ジョンソン投手には最後までローテの柱の一角として頑張ってもらいたいです。
フランスア、アドゥワ、一岡、レグナルト・・・。
続く阪神戦。1戦目を逆転勝ちで大勝して、2戦目も終盤までリードを保っている展開からのまさかの逆転負け。3戦目も似たような状況から逆転負けで2連敗。
首位巨人との直接対決を前にゲーム差が開いてしまう事態となってしまいました。
この敗戦を受けてフランスア投手が二軍降格。
代わりに一岡、レグナルト両投手が一軍昇格を果たしました。
そして迎えた首位追撃の巨人戦第1戦。
先発のアドゥワ投手が早々にノックアウト。一岡、レグナルト両投手も失点し、先発陣も勝ちパターンリリーフも崩壊という状況まで追い込まれました。
この試合は打撃陣は本当に頑張って相手投手を攻めたのですが、あと一点が届かずに悔しい敗戦。再び自力V消滅に王手がかかってしまいます。
記録にも記憶にも残る400勝目。
巨人との2戦目。
負ければ自力V消滅の危機の中、ジョンソンが素晴らしい投球を披露します。
しかしこちらの打撃陣も相手投手陣を打ち崩せず試合は延長戦に。
迎えた11回裏。1死満塁のサヨナラチャンス。代打は磯村選手。
誰もが外野フライでもいいからこの試合を終わらせてくれという願いをもって打席を見守りました。
前日の12日から
5回裏、6回裏、8回裏
そしてこの13日も
7回裏、8回裏
と計5回の満塁のチャンスでことごとく得点できなかったカープでしたので、このチャンスを逃すとそのまま優勝も逃してしまうのではないかそんな気さえする打席でした。
結果としては少し浅めのレフトフライでしたが見事に三塁ランナーの鈴木誠也が生還。劇的なサヨナラゲームとなりました。
満塁での打撃といえば田中広輔選手のイメージですが、磯村選手も満塁でよく打っているみたいですね。そういったデータを緒方監督が見ていたのかは知りませんが期待通りの結果を残してくれた磯村選手はますます打の方でも株が上がりましたね。
この勝利でマツダスタジアム通算400勝目だったそうです。
記憶にも記録にものこるいい勝利だったのではないでしょうか。
おわりに
このあと8月はDeNA5試合 巨人3試合が残っています。
正直8割がた巨人の優勝はきまったかなと思いますが可能性がゼロになるまでは全力で応援するのみです。