5月10日~12日のカープ
対DeNA3連戦
この週末だけで2度も「壁」にいどんだこのカード。
結果は2勝1敗で見事、五割の壁を破ることに成功しました。
いよいよ貯金生活も始まって上位争いに加われる戦力も整いつつあることを感じさせたこの3連戦を振り返っていきましょう。
田中広輔目覚める
第1戦は床田投手と今永投手の左腕エース対決になると予想されましたが、始まってみると横浜打線が床田投手に襲い掛かり5回までに6失点と一方的な展開になってしまいました。
カープは予想通り今永投手を打ちあぐね4回まではヒットすら打たせてもらえない状況でした。
そんな重苦しい雰囲気の中、5回に出た田中広輔選手の今季第1号はファンにとっても本人にとっても嬉しい一発でしたね。私もこのブログで一回休ませたほうがいいんじゃないかと書いたこともありましたが、本人と監督も話し合いをしているでしょうしその上で出場し続けているなら我々はもう腹を決めて応援し続けるしかないですね。
ちなみにこの3連戦の本塁打がきっかけになったのか3試合連続安打を記録し、盗塁も決め、毎試合得点も決めています。
しばらくは下位打線での起用が続くでしょうが、カープ浮上のためになくてはならない戦力なので、なんとかここから巻き返して欲しいです。
ジョンソンも目覚める
第2戦はジョンソン投手が先発、1番西川選手、5番松山選手という新打線で望みました。
ジョンソン投手は6回で被安打5、与四死球3と相変わらずランナーを多く出していますが、そこからガタガタ崩れることがなくなりました。もともと球威でゴリゴリ押していくタイプではないだけにこの粘り強さは頼もしいジョンソンが戻ってきた感じがしますね。
ヒーローインタビューでもとても謙虚に、「チームが見捨てずにサポートしてくて、それに応えてチームに貢献しなければいけないと思っていた」と語り「光が見えてきた」と復調宣言も出ました。
新打線の方はお試し感も強かったですが、初回から得点を挙げたりと機能していました。松山選手に打点がついたのは良かったですね。春先良くないのはいつものことですが今年は特に深刻なうえ、デッドボールもあり調子が上がっていませんが田中選手とともにここから調子を上げていってほしいです。
アドゥワ-磯村バッテリーの可能性
3戦目は20歳のアドゥワ投手を26歳の磯村選手がリードする若手バッテリー。このコンビは今シーズン固定で4試合目。好投しながらも援護に恵まれないことなどもあり未だ勝ち星のないアドゥワ投手でしたが、今日は打線が初回から小刻みに点を取ってくれたおかげで余裕をもって投げているようでした。
終わってみればプロ初完投で今シーズン初勝利。
女房役の磯村選手も3安打猛打賞でバッテリーでお立ち台に登りました。
磯村選手は基本アドゥワ投手が投げるとき以外は控えの捕手としてベンチを温めることが多いのですが、今季は出場しているときはしっかり結果を残しています。
4/23と5/6の中日戦ではともにホームランを放っていますし、打席数は少ないもののOPSが1を超えているなど「會澤選手の次の捕手は俺だ」と言わんばかりの奮起を見せています。
この若いバッテリーで規定投球回達成&2桁レベルの活躍ができるなら今年も十分優勝争いに食い込んでいけそうです。
これからが楽しみですね。
おわりに
この勝利で5割の壁を突破し貯金1。
阪神と同率3位でいよいよ上位勢を追撃する番になりました。
首位巨人まではわずかに3ゲーム。今のように投手陣が踏ん張っている間にもう少しバッターが頼もしくなってくれば十分に届く範囲に入ってきました。
当面の目標としては6月2日の阪神戦(交流戦前最後のゲーム)までに2位浮上&ゲーム差2以内というところでしょうか。
巨人もヤクルトも手ごわいですが行けると信じています。
がんばれカープ